「大恋愛~僕を忘れる君と」は、主人公の産婦人科開業医の女性が、若年性アルツハイマー型認知症になっていき、そのなかでの恋を取り上げたお話ですが、
この第三話は、エンドロールの出るまえの一瞬のシーンがあまりに切なすぎました。
どのように切なかったのか、ということについては、あらすじのなかで話させていただきますが、今回の第三話、これからの展開をいろいろと想像させるような、そんな内容でした。
「大恋愛~僕を忘れる君と」第3話のあらすじ
尚と真司の新たな一歩
尚の母親にも、真司が認知症になるかもしれないという尚を丸ごと受け入れる、ということで、二人の関係性を認めてもらうことができました。
そのため、二人で暮らすマンションを探しますが、尚は開業医の令嬢で、セレブな生活をしていたため、真司とは経済的格差があり、尚が探してきたマンションに二人で住むことに対して、真司は不安がありました。
また、元婚約者で主治医の医師に、自分のぼろアパートに住むという、尚の住環境を変えることのリスクについて確認がしたく、会いに行きましたが、守秘義務を盾に助言をもらえませんでした。
そのため、真司は、尚の希望するマンションに住むことができるように、尚に内緒で、引越のアルバイトを詰め込みましたが、過労もあって、尿管結石になってしまいました。真司が無理をしていることを知った尚は、今のアパートのままでいい、と言います。
病気の進行
尚の若年性アルツハイマー型認知症の前段階の病状は、確実に進んでいる様相をみせます。医師としての職業生活を送ることにも限界を感じるようになり、母親のサポートにまわることにしました。
元婚約者の思い
主治医であり、元婚約者の大学病院医師は、結婚相手を探すために、三人の女性と見合いをしますが、結局、どの女性と会っていても、尚のことを思い出してしまい、尚のことをまだ愛していると自覚し始めます。
尚の言い放った言葉
真司のアパートで暮らすことを決めて、真司に抱き着いたときに発した言葉は、「好き、侑市さん」で、元婚約者の名前を口にしたのでした。
「大恋愛~僕を忘れる君と」の第三話を見た感想
尚の病気
尚が、認知症前段階と言っても、あまりにも症状の進行が速いように思います。少々医学的知識があるものにとっては、時間的経過を考えても、少々早いように思うのです。もっとも、話の内容がよいので、許せますけどね。
真司の愛
真司の愛に感動しています。丸ごと、尚を愛している姿に、本当に感動します。ただ、ラストの「好き、侑市さん」がどういうことなのか、と思います。
尚の心の中に潜在的にまだ元婚約者がいるのか、それとも認知症で名前を間違えただけなのか、いずれにしても、あの音のない1分程度の時間が真司の心を表しているように思いました。
まとめ
このドラマ、今後どのように展開をしていくのでしょう。今の状況から考えると、確実に若年性アルツハイマー型認知症になっていくと予想します。
もっとも、元婚約者が新薬を開発し、治験を行うようですので、その効果がでるのかどうか、というところがまだわかりません。加えて、尚と真司、元婚約者との関係はどうなるのでしょう。
願いとしては、尚が何度も何度も真司を忘れてしまっても、真司には尚を愛し続けていてほしいと思っています。